トリマーは犬に嫌われる仕事

私はひとりで経営をしていますが、自営は全部自分でやらなくちゃいけないという大変さというのがある反面、なんでも単独で決めることができるというメリットがあります

なので自分のお店を持つならこんなふうにしたい!というのが前々からあって、個人店の強みはコンセプトをしっかりだせる、というところだと思ってます

夢をかなえた先にあった悲しい現実

私がお店を始める時に決めたこと、それはわんこたちに自分を好いてもらえるような仕組みづくりを必ずいれることでした

過去雇われていた時、私はトリマーとして働いていましたが本当に「トリミングをするだけの人」でした

飼い主様とお話しする時間も短く、わんちゃんたちと遊ぶ時間もなかったので、爪切りシャンプー等(わんこが嫌いなこと)をやるだけだったんですよね

そうするとどうなるかというと、わんちゃんたちには間違いなく嫌われます

そして飼い主様たちの信頼度も低くこちらとしても気持ちが伝わらないことが多かったのでショックだったことも多く、夢をかなえたのに「思ってたんとちがぁああう!」と毎日葛藤の日々でした

なので自分でお店をやるとなった時には、コンセプトとしてお店というよりかは「お友達の家」くらいに思っていてほしいという願いがありまして

そのため、リンゴでわんちゃんをお預かりしている間は基本フリーの状態にしてみんなに楽しく過ごしてもらえるようにしています

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(みんなリラックスしすぎぃ~!)

「うちの子他の犬だめなんです」や「すぐ吠えてしまってご迷惑にならないかしら」と心配する飼い主様も多いですが、不思議なことにパパママが居ないこの空間ではわんこたち、ちゃんと自分の状況を把握してわがままや横柄な態度はとりません

子供でいう幼稚園保育園・小学校のような感じなのでしょうね

一応私のことは見張り役(先生)としてみてくれているようで、「仲良くしてね」とか「そこは入っちゃだめだよ」という声掛けをしっかり聞いてくれます

飼い主様の前では強気な子も集団の中に入ると、1対多勢になるのが(自分ひとりでは確実に負ける場面)分かって唸ったりしつこくしたりする子は本当に少ないんです

私が推している犬の先生斎藤さんのnoteにも似たようなことが書いてあったのでリンク貼っときます

ファンになってもらう導線を作る

私は飼い主様との交流もわんこたちが安心してうちに来てくれるための大切なことだと思っています

初回の時にはとっても重要視しているのですが、カウンセリングのお時間を割としっかりとっています

(コロナ禍中は全然とれなくて大変でした)

何故かというとわんこにとってリンゴは「知らない場所、知らな人」であり不安しかない状態です

それを私が飼い主様と楽しそうに5分話すだけで

「あれ?パパママの知り合いなの?」と、一段階警戒心は解けちゃうんです

わんこの私への印象は変わり「知らん人」から「パパママと仲良しの人」になるわけです

こうやって交流を深めていくことでわんこと仲良くなる速度はぐんとあがります

すると、それを見た飼い主様は私のことを信用してくれるんですね

そういうことを意識していくとわんこの日常を写真で送ってきてくださる飼い主様がいたりします

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(わんこ用プリンを食べる空ちゃん)

こうやってわんこを通して飼い主様の人生にも関われるってすごいことだなぁと思うのです

私は皆さんにこのこだわりを理解していただけてそれを好き!と言ってもらえてお店を続けることができているので本当に嬉しいなと思います

個人店として他のお店と戦っていくためには、このこだわりを理解しファンになってもらう導線がすごく重要だと思います

自分が大事にしているものが何か?その先にお客様にどのようなメリットを生み出すことができるか?

そして何よりお客様に対して誠実に仕事をしていればきっと想いは伝わって、それが来店頻度や紹介した商品をお手に取っていただく機会が多くなったりするんだと思います

と、いうわけで今回はせっかくなのでお店のかわいいわんこたちをたくさん紹介しながらお話してみました

インスタではお仕事日は必ず可愛いわんこたちの様子アップしておりますので是非フォローしてみてみてくださいね

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