保護犬、猫が背負っている大事なリュックの話

どうも!埼玉県桶川市ドッグサロンリンゴのオーナーりんごです

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Xのスペースが素晴らしかった

先日、きっくんというトリマーさんがXのスペース(声でやり取りできる機能)内でほかのトリマーさんと対談している様子を録音して残しておいてくださいました

きっくんさんは店舗を経営されるトリマーさん、たいしてお相手は北海道で保護活動しつつお店もやり、最近では学校の講師としても働いているおねっさんという方でした

失礼ながらお2人をそこまで知らなかった身としては1時間半という対談で、雰囲気や考え方、お仕事への姿勢がよくわかって素晴らしい回を聞けたなぁと凄く満足しています

トリマーを1人でやっていると本当に他と繋がることがなく、今まで「さみしいな」と思うことがあったんですけど、SNSってこういう使い方で繋がれるんだなととてもうれしかったので今日はこの回で知れた大事なことを共有しようと思います

始める、続ける、辞めるの中でダントツ「辞める」が一番難しい

きっくん、おねっさん(さん付けはわかりにくくなるのであえて省略します)は、オフラインでもつながりがあるようでとても仲の良い感じで会話が始まりまして

おねっさんの保護活動の量がすごいらしく、ほぼお休みなく動物たちのことをやってくれていたようです

くれていた、というのも現在その保護活動を辞めるという段階にきているそうで、その理由はある子を看取ったことにあると言っていました

詳しくは語っていませんでしたが、経験値の多いおねっさんでも精神的に参ってしまい、活動自体を辞めようと決心するまでのお別れだったようで、それは経験のない私には到底想像もつかないことだったのだと思います

以前、始める、続ける、辞めるの中で1番難しいのは「辞める」だ、というのを聞いたことがあって、おねっさんも「辞めると言い続けて1年近くたつけど、やっぱりすっぱり辞めるっていうのは難しい」とおっしゃっていました

慈善事業、社会貢献をしている人へヤジを飛ばす人の正体

そして改めて保護活動の大変さを述べていましたが、何かのついでにやるようなものではないし、全力を注いでやっていたとしても「足りない」と他から言われることもある、とおっしゃってて

以前NPO法人の自殺対策を推進している代表の20代の子が言っていた言葉が思い浮かんで

「慈善事業をやっている人間が正当な報酬で得たお金で旅行や車を買うと、どこのお金つかっているんだ!もっと奉仕しろ!と言ってくる人が必ず現れる。だから今までの慈善事業家はSNSをやらない。僕はそんなのおかしいと思うからちゃんと発信する。」

と、言っていてまさしくおねっさんの話もこれだ!と思いました

ヤジを飛ばしてくる人ほど自分で何かをやっている人は少ないんだろし、反論することでマイナスのイメージを伴いそうなところにわざわざ言ってマウントとってるんだろうなぁという印象を個人的には持っています(笑)

感動した保護動物たちが背負っているリュックの話

ここまで聞いて保護活動が楽しい!動物がすき!というストレートな気持ちだけでは続けられない過酷なものだと認知したうえで、さらにおねっさんのことをすごーく好きになった話がありました

「私の脳内はこんなかんじ」と、保護猫犬たちは出会ったときにリュックを背負ってくるの、と語りだしたんです

たくさん荷物を詰め込んだ子もいれば、これだけ?という子もいる

そしてこの荷物だけは手放せない!という子もいれば、あっけなく全部手放してしまう子もいる

それを一緒に居る中でひとつひとつリュックからだして確認するんだよ、と

(ラジオだったので一言一句同じじゃないんですがこういう感じでした!)

なんて!

なんて素敵なたとえ!

本当に動物たちと向き合ってきたからこそできた感覚なんだろうと私はすごく感動しました

トリマーの勉強に終わりはない

そして終盤はトリマーの在り方、みたいな話になっていましたが、「どこまでいっても勉強は尽きない、足りない」っていっていてお2人のその高みを目指す感じがめっちゃ共感してうれしくなっちゃいました!

自分も今の状態で満足、とは全然思ってなくて以前もブログで書いたんですけどお客様に必要とされていないオーバースペック状態なのはわかったうえで、もっと勉強したい!って思っているんですよね

それってどんな子にも対応できるような体制でいることがプロと思っているからで、そんなのどこまでいってもやっぱり終わりが見えないんです

でもそれを一緒にやってくれている人たちがいるし、なんなら私の前をいっぱい歩いてくれていて私はこの人たちからまだ学べる!と改めて感じれた日だったのでした

今後もきっくんがトリマーさんとコラボを企画してくれているので、注目しつつ楽しみにしていこうと思います

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