病気の犬のトリミング、どこまでやる?

どうも!埼玉県桶川市ドッグサロンリンゴのオーナーりんごです

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年内の予約が全て満員となっております。ありがとうございます。

年始の予約は11/1開始となっており、ただいまキャンセル待ち、12月に予約が取れなった方10組限定で優先的に予約が取れるようにしたいと考えております。

また、中旬頃までスペシャルコースサービスキャンペーンを行う予定です

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病気の子のトリミングどこまでやる?

先日マルチーズのお客様で「お医者様から心臓弁膜症と診断され、薬を飲み始めたのですがトリミングできますか?」と相談をいただきました

うちのお店では基本お医者様と飼い主様の判断でOKがでていれば様子を見ながらカットをさせていただいているのですが、やはり万が一の時に対処をしてあげられないというのが私自身としては悩ましいところ

でも、病院でトリミングをやっているところにこの年齢で初めて行くのは負担になるかもしれない、とか、うちだったら作業を限定的にすれば30分で終わらせてあげらるかもしれない!とも思うので本当によく飼い主様とお話してからお受けさせていただいてる感じです

不安そうな飼い主様に寄り添う

今回は「では様子をみながらやりましょう」ということで連れてきてもらいました

いざカットを始めてみるとブローをやろうとした瞬間から咳がでてしまい、しばらく収まらず…寒くなってしまうので温風をかけながら様子見

これで咳が止まらなかったらブローまでしてお返ししようと決めましたが、なんとかその後落ち着いてくれ最後までお手入れしてあげることができました

年齢でいうと7歳なので、心臓の病気が出るのは早いかなと思いつつ飼い主さんもとっても心配そうな顔をされていて、私と話をすることですこしだけでもその不安がなくなればいいなといつも聞いています

病気=ハッピーという概念

私は漫画のワンピースが結構好きなのですが、その中でお医者さんのDrくれはというおばあちゃんがでてくるんですけど、病気のことを「ハッピー」と呼ぶんですよね

だから患者に向かって「ハッピー(病気)かい?」って聞くのが有名なセリフで

病気になると今まで健康だった体があったことを知りますし、楽しく過ごしていた時間があったことに気づきますよね

それに、今その病気が「分かった」っていうのも私は幸運の一つだと思ってます

これから進行するかもしれませんが、現在病気だと知れたことで今後の過ごし方や治療の仕方を選択することができる

気づいた時点で治療法がある、今体力がある、ということも考えようによっては実はいいことだったりします

トリマーという立場でできること

すべてを楽観的に考えるわけではないですが、すべてが絶望というわけでもないと思っているので、心配そうな飼い主様にはそういうニュアンスのことをお伝えしています

飼い主さんって自分が病気になる事よりも愛犬が病気になることを重んじる人が本当に多いので、お話聞いているだけでドンドン感情移入しちゃうんですけど

不安って自分1人で感じるとどんどん増えてっちゃう中で、ちょっとでも人に分けられると負担が軽くなったりするかな~と思って聞いています

トリマーという立場上、医療のことにはうといし先生たちには負けてしまいますけど、そういったメンタルや感情のところはきっとお役に立てるのではないかと考えています

老犬や病気を持っているわんちゃんをトリミングするトリマーさんには、同じように接してほしいな~と思います

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