素人とプロの差は説明をうまくできるかどうか

只今トリミング最短予約可能日が6月28日となっております

また、キャンセル待ちの方も3組いらっしゃる状態となっておりまして大変感謝しております

ご都合が合わない方には妹のお店(蓮田店)をご紹介しておりますのでご入用の時はお問合せください

そして6月の予約が満員に近づいてきたのでこのお知らせをそろそろ始めようと思います

◆ハーブシャンプー半額サービス
◆飼い主様へ日用品のプレゼント

期間は6月~7月末まですおねがいピンクハート

を実施いたします♡

日頃お世話になっている皆様へ当店よりプレゼントとしてご用意しておりますので是非ゲットしてくださいねおねがいキラキラ

さて本題です

今日はちょっとタイトルが過激になっちゃいましたが、こういう人はプロとしてちょっと違うんじゃないかな?という個人的意見です

私の想いが伝わればいいなと思っているので共感できなかったりいやだなと思ったら途中でやめちゃってくださいね

犬にまつわる多くの問題を解決するためには

プロのトリマーとして働いていますが、一言に犬といっても範囲が広すぎて知らないことも多く、わからないことに直面した時は調べたり聞いたりしてまた知識を増やしていく作業というのを必ず行うようにしています

犬業界にある様々な問題を目の当たりにしたときにいつも思うのは、私たち人間側の「情報の少なさ」が原因だなと思っていて、例えば犬がどんな生き物なのかをペットとして迎える前にちゃんと飼い主様が勉強できていたら…

吠えるから、噛むから、大きくなったから

と、いう理由で手放す人はいないですよね

なので、プロとして正しい知識をエビデンス(ちゃんとした証拠や根拠)をもって、わかりやすく説明できるように努めています

しかし犬のプロといってもトリマーは国家資格ではありません

おのおのが勉強して経験を積めば誰でもなれる仕事です

そうすると世のトリマーのレベルや技術というのはすごい人もいればそうでない人がいるのは想定できると思います

ここでいうレベルや技術はカットのうまさだけではなく、犬に対しての接し方やモラルのことも言っていて、もしかしたら飼い主様の中でも愛犬を預けて後悔してしまった犬のプロの方がいたんじゃないかなぁと思います

(たびたび話で聞いちゃうことがあります)

何のためのプロなのかを考える

先日SNSで犬のプロ(と名乗っている)方々がこんなことを言っていました

「全身毛玉にしてきて、はさみでふわふわカットにしてくださいとか無理言わないでほしい」

この一文では理解ができない方もいらっしゃると思うので解説しますと、まず毛玉ができている状態というのはわんちゃんの皮膚被毛に大変な負担がかかっていますし、ブラシで解く場合は時間がかかりわんちゃんも痛い思いをするんです

「はさみでふわふわにカットする」ということは、毛が長くないとできないのでこの苦行ともいえる毛玉とりが工程の中にあることが前提です

つまり次回以降また毛玉が全身にできてしまう可能性が大、再度犬に負担のかかる毛玉とりを行わなければならない…という悪循環を生んでしまうということでここでは「無理を言わないでほしい」と言っているんですね

ここまで聞くと「飼い主さんって愛犬のこと考えてないのね!」ってなるかもしれませんが、ちょっと待ってください

飼い主の皆様、この悪循環ができる流れってご存じでした?

私の肌間では知らない人も多くいるんじゃないかと思います

なぜなら「説明しないプロがいる」からです

要は何が言いたいかというとSNSでこのような発信をしているプロの方って不満を述べるだけでそこを改善する作業をしていないことがあって

「無理をいわないでほしい」なら、この悪循環ができる理屈を懇切丁寧に教えるという作業が必要なんです

なので、最初の一文でこのプロの方々の言いたいことが分かった飼い主様はよっぽど勉強熱心な方かちゃんと説明できるプロの方が傍にいたかのどちらかです

とはいえこの方々をディスりたいわけじゃなくて、犬業界で働く皆さんは絶対「犬が好きだから、犬を幸せにしたいから」という理由でお仕事されていると思いますし、そもそも犬を大切に思ってなきゃ出てこない意見なんだというのも理解しています

ただ、知識が少ない飼い主様にさっきの一文だけでこっちの気持ちを理解してもらおうっていうのは乱暴じゃない?って思っているわけで…

頑張って勉強して学校をでて得た技術を売っているからそれでお金をもらっているという道理は通りますが、パフォーマンスやホスピタリティ(気遣い)も含めた仕事をしたほうがより良い循環は生まれるし、なんなら問題の多くがここで解決するはずなんです

ちゃんと伝えても理解してもらえないことはあると思いますが、その努力をしないで相手に文句を言うのは違うと感じています

わからないことをちゃんと教えることができる、答えることができるからプロなんです

例えば電化製品に詳しくないあなたが家電を新しく買い替えようとして、ビックカメラに行って質問をするとします

店員さんに「そんなことも知らないんですか?」と言われたらどんなにちゃんとしたプロの方だったとしてもそこで買うのやめようってなりますよね

懇切丁寧な説明があると分かっているからビックカメラまでわざわざ足を運んで買い物をしようってなったはずです

なのでこの場合私としては、負担や手間がかかる毛玉とりはわんちゃんのためにお断りしているので、バリカンで短く刈っちゃうか短期間のうちのお手入れにきていただくことを条件に長めにカットしましょうと説明させていただいてからトリミングを開始しています

やさしいつながりを作りたい

もう一度言いますが、この方々をディスりたいわけではないです

同じ業界人として一緒に仕事ができてうれしいですし、なんなら盛り上げていきたいんです

だからこそ飼い主様へ何が嫌なのか困るのかを伝えて、選択肢を提示してあげたり妥協案を探ったりしていけないかなぁと思うのです

犬を相手にする仕事と思われがちですが、結局人と人とのコミュニケーションがより強い環境だと思うのでその辺は優しく丁寧に対応してそれを広げていきたいなぁと個人的には思っております

なかなか文章で全部をわかってもらうのは難しいのはわかっていますが、純粋に本当のプロはそんなこといわないだろ!と憤ったのでここで書いてみました(笑)

お付き合いいただき本当にありがとうございました

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