今日はシニアのトリミングについてお話をしようと思います
実は、先日長く通ってくれているパピヨンの14歳の子から初めて怒られてしまいました
シャンプー後、首元のブローをしていると歯を剥き出して怒ってきたのです
その子の性格もよくわかっていたので、ごまかしながらやってしまおうかと思いましたが、なかなか怒りのスイッチが切れることがなく、どんどん激しくなって言ったので一時中断し様子を見ることにしました
飼い主様にも説明し、お時間をもう少しだけいただき、パピちゃんの様子が落ち着いてから再度テーブルに乗せて仕上げました
お迎えに来た飼い主様とお話をすると、最近おうちでも怒りっぽいしおもらしをするようになったとのこと
飼い主様の話し方が少し寂しそうに戸惑っているように見えたので、10分ほど相談を受けさせていただきました
私も、過去シニア犬と生活をしていた中でわかったことがあります
それは犬たちも、自分の老化についてとても戸惑っているということです
昨日のぼれた階段がのぼれない、目が見えない耳が聞こえないなど、日々の変化にどう対処しようかと一生懸命なのです
パピちゃんの飼い主様には怒りっぽくなること、おもらしをしてしまうこと、それは当たり前のことで全然悪いことではないとお話ししました
本人がおもらしをした事を認識し、落ち込んでいる可能性もあるので、どうかパピちゃんの前では明るく声かけをしてお掃除してくださいともお伝えしました
自分はおばあちゃんになったことがないので想像するしかありませんが、自分の体が思い通りに動かなくなる事はとてもストレスなんだろうなと思います
それを毎日感じながら生活しているシニアの子たちを見ると、とてもいとおしく感じます
飼い主さんのよき相談相手、シニアの子たちの理解者になるべく、今後も勉強してレベルアップをしていこうとまた固く誓った出来事でした