犬の断尾はもう古い?JKCの最新ガイドラインを解説

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日本で犬の断尾が禁止されたよ!

今日は犬屋(トリマー)らしく久しぶりに犬のことを書こうと思います

皆さん、断尾(だんび)って言葉はご存じですが?

字のごとく「尾を切る」ことを意味するのですが、実は今存在しているワンちゃんの中にこの断尾をしている子が皆さんの知らないところでいるのです!

なんてひどいことをするんだ!と怒る前に一度このブログを読んで、何故それが行われていたのか?そして最近それが禁止になったというお知らせが届いたのでそちらの解説をしていこうと思っています

是非最後までお読みいただけると嬉しいです

断尾とは何か?

断尾とは、犬の尾を切り取る行為のことで、昔は牧羊犬や猟犬として働く犬が長い尾や耳を怪我しないように、尾や耳を短く切っていました

他の動物に踏まれてしまうことや、山奥で木に引っかかってしまって怪我をしてしまうことを防ぐためだったんですね

それから優秀な犬をしっかりと後世に残していこうという取り組みが始まり、わんちゃんに対するスタンダード(基準)というのが設けられました

例えばトイプードルのスタンダードをあげると…

1. 体型とサイズ

  • 体重:通常、2.5kgから4.5kg程度
  • 高さ:肩までの高さは24cmから28cm程度
  • 体型:バランスの取れた体型で、体長は高さよりわずかに長い

2. 被毛

  • 質感:巻き毛が特徴で、柔らかく密集しています。
  • 手入れ:定期的なトリミングが必要で、最低でも1~2ヶ月に一度はプロによるカットが推奨されます。
  • :豊富なカラーバリエーションがあり、ブラック、ホワイト、ブラウン、アプリコット、レッドなどがあります…

と、言った具合に事細かに決まったルールの上にトイプードルの交配が行われ、種類が残されてきました

その中で基準を満たすために=優秀な犬を残すためにバランスも重要だという考えの元、断尾というものの目的が外見のバランスを重視するものと変わってきたのでした

トイプードルの犬種標準の改正について↓

断尾禁止の理由

とはいえ、昔ほど人間の仕事を手伝う犬も少なくなり、断尾って本当に必要なの?と欧米の方では動物福祉の観点から辞めようという声が大きくなって禁止の国もでてきました

日本はというと最近まで割とグレーな感じだったのですが、つい先日ついに日本でもJKC(犬を管理している団体)が断尾を禁止することを発表しました

犬本来の姿を尊重し、無用な痛みを避けるために断尾が不要と判断されたのですね

断尾禁止の影響

これによって一般の飼い主さんに何か影響があるかといったらないと思いますのでご安心を

ところがトリマーやブリーダーにとっては大きな変化であり、特に、ドッグショーに参加する犬のスタイルが変わるため、これまでの技術や知識を更新する必要があると私は思っています

これによって基準が変わるということになりますから、今までやってきたことをまた新しくする必要がありますし、ブリーダーさんたちにとっては大きな課題になるのではないかと予想しています

これからの犬のスタンダード

近年、犬の健康と福祉を第一に考えた飼い方が求めらている傾向にあり、敏感な飼い主さんはこの断尾の禁止についてもう情報をとりにいっている方もいらっしゃるかもしれませんね

最近はリテラシーの高い飼い主様も多いので、自身もちゃんと勉強していかなくてはいけないな~と思っています

犬の福祉を考えた飼い方を実践していくこと、ここをトリマーもちゃんとチェックしてお仕事していきたいですね!

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