小3の道徳授業参観レポート:友情と審判のジレンマに迫る!

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小学校3年生の授業参観

今日は先日行われた娘の授業参観の感想をシェアしようと思います!

親が学校を見に行ける機会が少ないだけに結構毎回楽しみにしてるのですが、日ごろの先生の配慮や努力があって子供たちが勉強できているんだなぁと改めて感じて「感謝」の一言に尽きました

そして今回はさらに私自身、すごく考えさせられる内容でしたのでここに書いておこうと思います

道徳の授業内容

授業内容は道徳で、小学3年生にしてはなかなか高度なお話だなぁとびっくりしました!

物語の主人公はたけしという少年で、彼はサッカーの試合の審判を務めていたのですが、前提として今試合をしている親友のりょうくんは今のところ全敗、何とかして勝ちたい!と言っていたのを知っていました

そのさなか、りょうくんが蹴ったボールが線を割ってしまったのですが、たけしはホイッスルを鳴らしませんでした

悩んでいたその時、りょうくんはゴールを決め、喜んでいたのですが、相手チームのたかこさんが「ボールは割ってたよね。なんでホイッスル鳴らさなかったの?」と指摘します

さて、たけしくんはどうしたらよかったのでしょうか?

という投げかけでした(笑)

授業での議論と子供たちの反応

先生はまず、たけしがホイッスルを鳴らさなかった理由を問いかけて子供たちに意見を述べさせていました

意見としては「りょうくんに嫌われたくなかったから」「空気が読めなかったから」があって「うんうん」と私もうなずいて聞いてました

次に、ホイッスルを鳴らさなかったことが良いことかどうかを問うて、黒板には「鳴らす」「鳴らさない」「悩んでいる」という選択肢が示され、子供たちは自分の意見をネームプレートで張り出していったのですが、とても印象的だったのが

「こんな問題簡単だよ!」と言いながらプレートを張りに行った子がいたこと

結果、「審判として鳴らさなければならない」という意見が多数を占めました

そんな中、私の娘は「鳴らさない」にプレートを置いており、娘の性格も理解している私はなんとなく納得したのでした

人間関係と審判の役割

審判としての役割を考えると、ホイッスルを鳴らすのが正しい選択ですが、りょうくんとの友情が影響を与えたことも理解できますよね

授業は「審判として正しい行動を取るべき」という結論で終わりましたが、私はもっと多様な視点を持たせるべきだと感じました

これは本当に「簡単な問題なのか?」「鳴らさない」という意見をもった少数派の娘たちの意見をどのように整理するのか?

短い授業時間で終わらない議論だとは思いますが、もうちょっと深く話をしてみたい気持ちになった私は黒板を写真に撮り(許可はとりました)家に帰ってから、私たちは家族でこのテーマについて話し合いました

するとパパは「ホイッスルを鳴らすか鳴らさないかよりも、指摘された後の対応を考えるべき」と意見し、娘といろんな話を交えながら語っていました(笑)

考え方の多様性と条件の影響

考え方や行動は条件や立場によって変わることがあると思います

例えば、マイケルサンデルさんという哲学者さんの話で面白いものがあって、「3人の命を助けるために1人を犠牲にするのはいいのか?どうか?」という倫理的な問題があって

これは条件や立場が違えば答えがひっくり返る話だったりするのです

もっと具体的に例をだすと「生き残った3人は独り身だが、犠牲にしようとしている1人には養う家族がある」とか「3人は犯罪を犯していて1人は寄付を常にている人」とか

これを理解することで、自分の中にしっかりとした価値観を持つことが大切であって娘には、このような多面的な考え方を教えていきたいと夫婦で話をしていました

小学3年生にしてはなかなか難しい話だったと思いますが、我が家は大いに盛り上がりました(笑)

皆さんは、このたけしの行動やりょうくんの気持ち、たかこさんの指摘についてどう感じたでしょうか?

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